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『密教僧風』『陰陽師風』❶

『密教僧風』『陰陽師風』❶_b0359794_21183686.jpg

🔹呪術ブームが映しているもの🔹


先日、久しぶりに

天台宗の僧侶である導師様と会話をする機会がありました。


何気ない近況の話の中で、

こんな言葉が自然と出てきました。


「呪術系アニメなどを見て、真似して密教僧や陰陽師になりたい人が増えてきたよね。

密教風、陰陽師風のスピの人たちも多くなってきたな」


思わず、深くうなずいてしまいました。


確かに今、

印を結び、真言を唱え、

『力を使う』ことを前提とした世界観が、

とても身近なものになっています。


アニメや漫画の中では、

呪文を唱えれば何かが起き、

結界を張れば状況が変わり、

術者は『選ばれた存在』として描かれます。


それは物語として、とても魅力的です。

混乱の多い時代にあって、

『力を持つ者』の姿は、

安心や希望の象徴にも見えるのでしょう。


けれど同時に、

そのイメージがそのまま現実に持ち込まれたとき、

小さなズレが生まれ始めます。

このズレは、やがて身体と精神に支障をきたす。


密教も、陰陽道も、

本来は『技』や『能力』を

見せるためのものではありません。


それでも今、

『密教風』『陰陽師風』が増えている背景には、

単なる流行以上のものがあるように感じます。


それは‥‥

人々の心が、静かに追い込まれているということかなぁ。


先の見えない不安。

正解のない社会。

努力が報われるとは限らない現実。


そんな中で、


「何か特別な力があれば✨

「見えない世界とつながれたら

「運命を変えられたら」


そう願う気持ちが生まれるのは、

決して不自然なことではありません。


だからこの現象を、

単純に『危ない』『間違っている』と

切り捨てることはできないのね。


むしろ‥‥

呪術に惹かれるその心の奥には、

祈りになりきれなかった切実さが

潜んでいるようにも思えます。



その『入り口』に立つ人たちの心情を、まずは否定せず、見つめてみたいと思います。


なぜなら、

道を誤らせるのは欲望そのものではなく、

  ✨導きの不在✨だからです。




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by gokuuan | 2026-02-02 21:27 | スピる! | Comments(0)
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小学校5年生の時 秋の夜長、満月の日 寺院の僧侶から、「この娘は尼になり40歳で人生が変わる✨」と言われる。Instagram⇨@anjuan.hounyo1313


by 宝如
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